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![]() 重要無形文化財保持者認定 人間国宝 山本邦山師 |
すでにご承知の通り、この度、都山流竹琳軒・(財)都山流尺八楽会専務理事 山本邦山師が、重要無形文化財保持者として認定されました。 都山流尺八楽の保存と振興のために共に歩んで来た仲間の一人が、その天賦の才能と卓越したチャレンジ精神によって、遂に都山流人としては初めての人間国宝になられたことは、都山流尺八楽が民族音楽として保存すべき重要な伝統芸能であると認知されたことの証左であり、私どもに対して何物にも比肩することの出来ない程大きな夢と喜びを与えてくれます。 思えば昭和28年、流祖が日本芸術院賞を受賞されてから半世紀、都山流にとりましては50年振りの慶賀すべき大きな出来事であり、師のうち立てた金字塔に対して、全流人こぞって衷心よりお祝いを申し上げたいと思います。 師は昭和12年10月6日、滋賀県大津市に生を受けました。幼少の頃より、父、初代山本邦山に尺八の手ほどきを受け、のち中西蝶山門下となりました。昭和33年、京都外国語大学英文科卒業の年に師範試験登第、邦山名を襲名致しました。その後の国内外における華麗な演奏活動には目を見張るものがあり、日本伝統芸能である尺八楽を広く世界に知らしめることに大きく貢献されました。 これらの活躍により、師は5回に及ぶ芸術祭優秀賞受賞を含め、20件を越える各種の価値ある賞を授与され、今や押しも押されもしない第一級の尺八演奏家として、国内はもとより、広く世界にその名を知られております。また、作曲者としても異才を放ち、120曲を越える作品の数々は、多くの尺八愛好者を生む大きな力ともなっております。 平成5年には、東京芸術大学教授に就任、現在もその職にあって後進の育成に尽力されておりますが、今後は民族音楽たる尺八楽の真髄を日本人の心の奥深く植え付ける人間国宝として、更に一層のご活躍をされますことを祈念するものです。 |